Linux on ThinkPadのバッテリー設定をいい感じにする
僕は ThinkPad X1 Carbon の 2019 年モデルを使っていて,少なくとも僕が学生の間は買い換えないつもりでいる。 そこでちょっと気になるのがバッテリーの劣化という面。ThinkPad はバッテリーが取り出せないので 工夫して使わないとバッテリーをいじめる結果になってしまいそうだと思う。
で,ACアダプタにつないだときにバッテリーに充電する閾値を設定する方法。
入れる。
$ sudo pacman -S tlp
acpi-call を入れることを薦められたりするが,これはバッテリーの内部ゲージのリセットとかをしようと しない限り必要ないようだ。
tlp-stat
というユーティリティも同時にインストールされるので次のような感じで現在の設定値を確認できる。
$ sudo tlp-stat -b
まあ確認するだけなら適当なファイル(/sys/class/power_supply/BAT0/*
とか)を見れば分かる気がするが。
で,一時的に値を設定するだけであれば,
$ sudo tlp setcharge 70 85 BAT0
とかすれば 75% で充電開始,85% で充電完了というふうに変更できる。 ただしこれは再起動で忘れてしまうはず(滅多に再起動しないのでこれでいいといえばいいのだが)。
永続的に利用するには,/etc/tlp.conf
を編集するか /etc/tlp.d/
に設定ファイルを作る。
一般論として tlp.conf
などを直接編集するのはよくないので,ドロップインファイルを作って
設定した。
名前は 10-battery-threshold.conf
にした。適当。
START_CHARGE_THRESH_BAT0=70
STOP_CHARGE_THRESH_BAT0=85
で Systemd のサービスを有効化する。
$ sudo systemctl enable tlp.service
眠くなってきたので寝る。